〝おいしい水〟ってのが、ある。
オトンが好きなヤツがこんな感じ。箱入りだとランクアップ的な感じらしい。大体はもらいものだけど。
ハマチ鳥だって。ハマチ?あぁ、サケのサカナ的な? んー?
ボクのおいしい水は、オカンがコップにいれてくれたヤツ。水そのものより、オカンと一緒に飲むことがウレシイ。
今日は愛酒の日とやらで、オトンは鼻の穴を膨らませながら愛酒の日を満喫している。
これがそんなにおいしいのか。どんなにおいしいのか、ボクも一度、オトンのグラスにクチバシを入れようとしたら、ダメって言われた。
ボクに分けてくれるくらい大した量でもないのに、なんてケチなんだ。そんたとこがオトン、な。まだまだ一人前の人になれないよな。ましてや鳥の足元にも及ばないぞ。
ハマチの他にも、オトンの鼻を膨らませる水はたくさんある。茶色いやつとか、アワがあわあわするヤツもある。オカンも一緒に飲んでることもあるけど、そんた時にはボクにも、グラスに入った水をたくさん用意してくれる。そこらへんがセコいオトンとの違いだな。
でもまあ、我が家のおいしい関係を保つには、大人なインコとして、そこらへんの対応もサケて通れないってことで。
/ koharunrun♪