季節の変わり目は、静かに、着実に、やってきているかもしれない。
真夏のとんがった日差しは上から縦に鋭くくるけど、秋の日差しは横から柔らかく流れて来る。
この光の変化を感じて、ツバメさん達は、また暖かい土地に戻るようだ。ちょっと想像つかないくらい遠くまで、飛んでいくらしい。すごいな。
人間達はツバメが去って初めて季節の変化に気づくみたいだから、やはり鳥に比べればノンビリしているな。
日差しの変化から、これから寒くなることを察知する鳥の能力はすばらしい。光の先と、光の奥と、光がつくる影の濃さも感じているからなのだ。
季節の変わりめ。なんも感じていないオトンの指先に少し刺激を与えてみるか。光というか、目に星が走るくらいに。
/ koharunrun♪