朝、出がけにJアラートがまた鳴った。
オカンはちょうど、こはるを手の中でモフモフして落ち着かせて、そのままゲージに入ってもらい、お留守番に持ち込もうとしている最中だった。
こはるは鳴る度に驚いてムクッと起き上がったけれど、音が止むとまた手の中に戻って、気持ち良さそうにしてる。ここにいれば安心と、信じきってる顔が愛おしい。
でも、もし本当にミサイルが落ちてきたとしたら、この小さな命、どうやって守ればいいのだろうかと途方に暮れてしまう。
おそらくこの時、日本中の守りたいものがある人はすべてそう思ってた、もしくは守りたいものに気がついたはずだ。
家族や家族になった大切な命は、いつまでも健やかで穏やかな心持ちでいてもらいたい。笑っててもらいたい。ね、そうでしょ。
空に飛んでるのは、やっぱり鳥たちがいい。
/ yossy