合掌した手の親指を、優しく胸にあてて、口角を少し上げながら呼吸を整える。
オトンが好んでするポーズだ。朝、時間が無くても、仏壇のお水を替えながら、それをすれば「自分がいい人になったような気がする」らしい。
それは完全に勘違いだと思うけど、人よりは何倍も早く進化を遂げてきた鳥類の、特にコザクラインコは、口角を上げることの意義は十分に知り尽くしている。
笑顔というのは、それなりの知能がなくてはありえない。ミミズが笑った顔を見たことないだろ?
ボクらは知っている。それがときに作り笑いであっても、口角をあげて過ごすだけで、免疫を高めたり、ストレスを和らげるといった、癒やしの効果があることを。
うちで遊んでいる時は、笑顔どころじゃなく、キャハハっていう感じになるよね。よく、遊んでいる時は目も輝いているよねーって言われるけど、自分では見れないから、そこはよくワカンないかな。
ところで、今日8月30日は、ハッピーな日差しの日なんだそうだ。
なんか、いいよね。明るく元気が一番!みたいな、いかにもオトンが好んで語りそうなレベルの話だ。ボクはこの日に生まれたワケじゃないけど、オカンの手の中が大好きなボクのスマイルで、ハッピーを分けてあげれるような気はする。
/ koharunrun♪