4年に一度の大会が5年ぶりに開かれて、なんだかんだと言いながらも、テレビに釘づけのオトンとオカン。
ヘイヘイ♪ ボクのこと忘れてませんか?忘れてますよね?ボクのこと見てませんよね。じゃあボクのほうから、みんなから見える方に行ってあげるね。ここなら見えてるよね。まったく世話が焼けるよね。
まあ確かに色ドリが鮮やかな画面が続いてるし、花火の華やかさも感動的だ。画面の中で動いている人が何をやってるのかボクも見たいから、オトンの手を借りて、ベストポジションで観戦だ。
この場所はテレビも見れるし、大きな手のひらのヌクモリも感じられて、まさに〝一席二鳥〟だな。
テレビの中に都会が詰まっている状況と言うのは、ケージの中にインコが押し込まれている様子に似て非なるものだ。この夜景の賑やかさは2丁目では見られない景色だしね。
ようし。せっかくの機会だから、ボクもこのピックイベントに参加してみるかな。テレビの中に入って、この競技場の中を飛び回ればいいワケね。じゃあ、ストレッチも充分にして。
いざ!
/ koharunrun♪