今日、晴天の上空から富士山を見ることができた。こはるより少し大きめの翼のおかげだ。でも、このつばさは、こはるのようにバサバサ動かない。フシギだ。
あちこち出歩くと、日本の北と南、山の上と里では季節の進み方が、ずいぶん違うものだと実感する。春は桜、秋は紅葉。ちなみに、もみじは秋の季語なので、立冬を過ぎれば、冬もみじと言い換えるのだそうだ。こはるのエキサイティングなオデコの赤は一年中紅葉ならぬ〝高揚〟の赤かも知れない。
人間が見ている三原色の世界。昔学校で習った「赤・青・緑」だ。鳥たちはそれに「紫」を加えた四原色が見れる視細胞を持っていて、より細かい色の識別が可能らしい。人間には紫外線だが鳥には紫内線ということか?
地上のエサを探したり、敵を見分けるために発達した能力だろう。
紫外線が分解できるようになると、人間には真っ黒にしか見えないカラスもカラフルな鳥に見えるらしい。
こはるのオデコの赤の不思議は、未だ追跡調査中であるが、我々にもっと色の識別能力があれば、こはるのオデコに何かメッセージが書かれているのが分かるのかも知れない。
/ Naoking