こはるの住む2丁目界隈は今日暖かい日差しで、満開の桜が青空に向かって咲き誇っている。
遠くの空では強めの春風に乗って、雁の群れが北へと渡っている。雁は春の暖かな日々の訪れと共に日本から旅立つのだけれど、春の荒れた空模様が落ち着くタイミングを感覚的に分かっているから、昔の人は彼らの移動を本格的な春の農作業開始のサインとしていたようだ。
そんな春の日よりの中、こはる氏はちょっと浮かぬ顔。
先週、耳垂れが治らずクリニックで診てもらった際に耳周辺の羽毛を刈り取られて、イケメン度とプライドに傷がついてしまったらしい。
こんな小さい体ながら、いろんな感情を持っていて表現力も豊かなインコたち。こういう時に変にからかったりしたり、何か失敗したりした時に笑ったりすると本気で怒るから注意しないと。
2週間の薬生活はつらいだろうけど、一緒にがんばろう!
/ Naoking