なんか天気良くないなー。せっかくオカン達が休みなのに、散歩に行けないなー。こんな日は、家の中を探検して飛び回るのが楽しいよ。オトンが道具箱出してるから、見に行ってみようか。
道具箱って、いろんなものが入ってるよ。オトンがなんかを直したり、直すつもりだったのに、もっと壊れちゃったりする時に開かれているよ。
箱の中に何が揃っているか大体把握したし、それぞれの道具の使い方もオトンが失敗しながら使っているのを見て大体覚えたけど、ちょっと重たくて持ち上げられないのが難点だな。
まあ、必要な時はオトンに指示して使うから問題無しだ。
箱の下の奥の方にも色々なものが入っていて、探検のしがいがあるよ、この道具箱。
道具って言うのは使いかた次第！っていうけど、コレは何に使うのかな、って考えるだけでも楽しいよね。
人間って道具をうまく使えるから偉いんだ、って言うのがオトンの知能レベル。その人間をうまく使えるのがボク達の一段上のレベル。
にッ♪
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どうしても言いたくて、クチバシの先がムズムズしていることがあるんだ。インコにだってそんな時があるのだよ。
ちょっと前に、１丁目の先にある〝沼のある公園〟に行ったじゃん。子ガモちゃん達に会った時の、その前に行った時のことなんだけどね。
オカンとオトンを連れて。天気が良かったからさ。ルンルン気分で水面を眺めていたワケよ。
ボク達がここの公園で座る時は、いつも釣りができる大きなデッキにシートを広げて、のんびり水面を眺めたり、鳥の声を聞いたり、その鳥さんに返事をしたりして過ごすんだ。
そんな中、驚愕の出来事が起きたんだ。今でも信じられない、あのこと。思い出すだけでもクチバシの付け根くらいがひきつって、軽いめまいと共にヨダレが3滴くらい、こぼれてしまいそうな感じがする。
その瞬間は突然に訪れた。
オカンが。なんと、オカンが。
水に浮かんで、ボク達からちょっと離れてこちらの様子を伺っていたカモのカップルに向かって。
近くにいた釣人にも聞こえるような声で。
言ったんだ。
『カモーん！』
穏やかな暖かい日差しがふり注ぐ、本当に穏やかな休日の午後が、一瞬にして、こんなにも凍てつくなんて。
オトンのおやぢギャグで慣れていたつもりだったけど、まさかオカンからそんなパンチがくりだされるとは思ってもみなかった。
一瞬の脳シントウと悪寒（オカンだけに）の後、すぐに意識は回復できたけど、いや、びっくりした。
やっぱりこのことは日記に書かないでおいたほうがいいかな。日記だから書いておいた方がいいのかな。まあ後で考えよう。
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今 何時? そうね だいたいね
今 何時? ちょっと 待ってて
今 何時? まだ早い
6/25は、サザンの日。1978年6月25日に、サザンオールスターズがシングル「勝手にシンドバッド」でメジャーデビューしたことにちなんで制定された記念日。らしい。
オカンが買ったサザンのDVDがビデオデッキの横に置かれたまま、もう何回かの夏が過ぎたような気がする。
そうねだいたいね 今年で３回くらいかな？
ちなみにこのコ達は、いつもここから落とされる被害者の会のメンバー。
突かれたり飛ばされたりして、大変だってイウケド。ボクにはキオクにゴザイマセン。
サンザンの日だね、君達は。
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２丁目もツユ入りしたんだ、ってオトンが言うから、日曜日は雨が降るもんだとばかり思っていたら、全然違って暑いくらいの良い天気。ったくオトンの言うことはアテにならん。
お昼になって、お日様がいい感じに顔を出してくれたので、オカンがお弁当を作って、また近くの沼のある公園に行ってきた。
やっぱ外の空気は最高だなー。天気もいいし、水面を渡る風も爽やかだ。
三人で、キラキラ光る沼の水面を眺めていたら、オカンが何やら動く集団を発見！
オカンがボク以外の鳥に「カワイ〜ッ」て言ったのは初めて聞いた。ナヌ！どこだ、ライバルは？
あ〜っ、カワイ〜ッ！そうか、この人たちだったらしょうがないか。ボクもカワイィと認めるよ。生まれたての赤ちゃん子カモが6羽連なって気持ち良さそうにお散歩中だ。引率の両親もうれしそう。どこか誇らしげでもある。
ボクも快晴の空の中を颯爽と飛び回りたいな。撥水性が無いから水には浮かないと思うし。
ということで、おとなしくケージの中でオヤツでも食べよう。オカンがリンゴを切ってきてくれた。冷たくて、みずみずしいリンゴは、乾ききったボクのココロとカラダに染み込む。オカンはオトンと違って気がきくよねー。
もっと伝えたいこともあるんだけど、お家に帰るから、また今度にするねー。
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雨が降り終わったようなまだ降っていそうな、はっきりしない天気の昨日今日。羽毛の先々に湿気がまとわりつくと、ちょっと気持ちわるくて、洗い流したくなる。
で、洗い流した。あーサッパリ。
オトンに「どちらさまデスカ？」と聞かれるほどに容貌が変わったことは、オトナのインコとして甘んじて認めよう。
だけど、よそンチの鳥さんもみんな水を浴びると、こうなるのかな。チュンちゃんとか、ヒヨちゃんは、雨の日でも普通にしてたような気がする・・と今までも何回か思ってきた。
ボクって何か変なのかな。。。、
と、アンニュイな気分でいたら、オトンが〝防水スプレー〟でも掛けようか？って。
はあ〜 ウッセェウッセェウッセェわ・・
防水スプレーの成分って何か知ってんのか？撥水成分として、フッ素樹脂が使われてルンですけど。
オカンが我が家のテフロン加工のフライパンを全て捨てた理由を知らんのか？
テフロンもフッ素樹脂のことですけど。
そんなこととはツユ知らず、ってか？
そろそろツユに入りそうだモンな。
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急に暑くなってきた。ケージの中の暖房用電球も最近はあまり光らないな。ボクは寒いのは苦手だから、夏に向かうこの時期は大好きだ。熱帯地域で暮らしてたご先祖のDNAが残っているからかな。
熱帯地域の生き物には派手な色をしていることが多いって良く聞くよね。
ボクの住む２丁目は冬の季節があるけど、熱帯地域は植物も成長しっぱなしで葉が落ちることが無いから、生き残りのために派手な色を保ち、常に目立とうとしていると。
その中で暮らす生き物としても、植物に負けないようにしても、景色に溶け込むにしても、派手な色は必要になる訳だ。
オスはさらにオトナの事情で、他のオスより目立ちたい欲望があるけど、鳥の種類によっては、メスが地味な色で、目立たない色をすることで安全に子育てをしやすくしていることもあるらしい。
ボク達はオスもメスも違いはないけどね。
地味に暮らすのも、それはそれで安心なんだって。良かったね、ジミなオトン ♪
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ボクは見たんだ。おとんが大きな粟穂の固まりを、このチラシに包んだところを。
なぜか大事そうに、ボクに見えるような見えないような感じで包んだようだけど、このチャレンジャーでアドベンチャーなハートを持つボクの動体視力をナメたらアカンぜよ。
たしかここらへんの下に、あの芳しい赤粟穂の実が入ったと思うんだよな。もう少し掘り下げてみようか。
おっ！クチバシの先にあの食感を発見！やっぱりボクの野生の勘に間違いは無かったぜ。それにしても、ボクの大好物を何だってこんな紙に包んじゃったんだよー！まさか捨てるつもりだったんじゃないよな？
あー、食べづらいしストレスたまるぜ！
環境エンリッチメント？あのさぁ、ボクはお腹空いてるんだから、そんな回りくどいことしなくていいからさ、てっとり早くおいしいの食べさせて。
そうそう。いつものこのシードが最高だよ。
飼鳥だって遊ぶのに忙しいんだからね。フォージングだとか何だとか子供ダマシみたいなことしなくていいから、ちゃんとゴハン準備しといてね。
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