夕日のさして山の端いと近うなりたるに
烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ
二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて、雁などのつらねたるが
いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など
はた言ふべきにあらず。
真夏の余韻を残しながらも、夕暮れ時は秋の気配がしっかり感じらるようになった今日この頃。知らぬ間に七十二候は、つばめが去る時期へと一気に進んでいた。ついこの間まで、母つばめが一生懸命巣にエサを運んでいたと思っていたけど、子つばめの成長もあっという間。
と思いつつ、上やら下やらを見ながらダラダラ歩いていたら、見つけた。足元に小鳥のマーク。
東北最大都市・ 仙台の中でも一番人通りのあるアーケード街の舗装路で、たくさん人にも踏まれながら佇んでいる小鳥のことと、これから暖かい南の越冬地に向かって数千kmも飛んでゆくつばめのことを、同時に考えることができないオトンではあるが、こはるのことだけはいつも気にかけている。当然だけど。
その割になかなか外耳炎が治らないので、先週オカンがまた一人で一羽を連れてクリニックに行ってきた。また粉薬を2種類もらってきたが。それを溶かした水は、絶対口にせず、そっぽを向いてしまうこはる。少し薄めてでもいいから1口2口でも飲ませたいオトンと、他の水分を一切与えず、まずくても飲まざるを得ない状況にしたいオカンと、意見の対立が続いている。
アキの来ないインコ生活はエンドレス ♪
/ Naoking
