ボクがオカンを〝じっ〟と見つめていると、オカンはすぐ気づいて満面の笑みを返してくれる。視線って、見つめている相手のココロに届いて刺激するのかも知れない。
オカンは時々、ボク以外の誰かの視線も感じる時があるって言う。あー、こいつらのことかな。けっこうガン見してるもんな。
ボクの視線がオカンに届くのは、もちろんボクからのアピールがあるからかも知れないけど、それを感じてくれるアンテナがオカンにあるからなんだって。なるほど、、そう言えば、オトンにオヤツが無くなった時に必死に見つめても、全然気づかないもんな。アンテナのかけらも無いんだな。
つまり、こういうのは、発信して届ける側の熱量より、それを受ける側の感受性の方が大事なんだな。
だからオカンは、こんなチビちゃんの視線でもしっかり感じられるんだろうね。
結局、ボクらのシアワセってのも、それを感じることのできるココロとか、気づくチカラが必要だってことなのかも知れないな。
しあわせは歩いてこない、か。
/ koharunrun♪
