The youngest day of my life.
今日が自分の人生でいちばん新しい日。
力満ちて新鮮な一日を送ろう。
そんな格言があるらしいと、オトンが言っていた。
たしかに。なにげなく過ぎてゆく時間も、そう考えると〝今訪れる新たな瞬間〟ってカンジで、貴重に思えてくるな。
つまり、食べれる時にたくさん粟穂を食べなくちゃ、ということだ。
3月11日。
ボクが生まれる何年か前に、この2丁目を含めて、大変なことがあったらしい。
この日になると、オトンもオカンも遠くを見るような目で、何かを思いだそうとしているように見える。老眼のせいだけじゃないんじゃないかな。
新しい風を感じつつも、誰かを、何かを、忘れずにいること、それも大事なんだろう。
昨日食べた粟穂は、赤粟穂だったか、白粟穂だったかは、忘れた。
/ koharunrun♪