季節が急ぎ足で進み、朝晩の気温は寒く感じるほどだ。折しも季節は寒露/鴻雁来 (こうがんきたる)」。春に帰っていった雁がまた日本へやって来る頃。そんな中、オトンも翼を広げて出張移動中。
オトンは世界平和実現のために忙しい日々であるが、この子に癒されて暮らしているのは間違いない。それだけに出張中は寂しいものだ。
それにしても渡り鳥ってのは、なぜあんなに長距離を飛び続けることができるのか。インコには無い特殊能力があるのだろうか。
雁が成鳥になるまでの2〜3年、親はつきっきりで空や陸での危険を教え、幼鳥が食事中は片方の親が交互に子どもを守るために周囲を警戒するという。群れで飛ぶ時、先頭の雁が疲れると最後尾にまわり、交代で羽を休めながら飛ぶのだそうだ。
目先の興味だけで勝手気ままに暮らすこの子とはえらいちがいだ。
群れの中で一羽の雁が体調が悪くて飛べなくなったら、何羽か一緒に群れから離れて付き添ったり、夫婦のどちらかが亡くなると、しばらく、その場を離れずに悲しむとか、
そういえば昔、飛ぶのに疲れたらくわえた小枝で休むみたいなことを言っていたTVのCMがあったな。岸に流れついた小枝の数は、目的地に渡りきれなかった雁の数なのだとか、
渡り鳥には伝説とロマンがある。
我が家にも毎日伝説を作り続ける存在がいるが、出張中でその更新が見られないのは残念。
/ Naoking