2 / 72候 黄鶯睍睆 (うぐいすなく)。春告鳥とも言われるウグイスが美しい音色で鳴き始める頃というけれど、ここ何日かは異常に寒い日が続いている。人は時々現実よりも願いを詠む。極寒なればこそウグイスの声が待ちどうしい。
オカンが時々こはるに食べさせようと買ってくる小松菜も、ウグイスが鳴き始める頃に旬となるので、鴬菜という名があるのだそうだ。鴬豆、鴬餅・・鴬は特に日本人に愛されている小鳥かも知れない。鶯色は英語でオリーヴグリーン(olive-green未成熟のオリーブ果実の色)。灰色がかった緑褐色なので、こはるに近い色合いだ。
バックや衣類など、我が家で〝こはる色〟と呼んでいるものは、世間では鴬色と呼んでいることを再認識した。
再認識と言えば、空色のコザクラインコと思っていたこのコ、オカンからマメルリハだよ!と教えてもらった。
さすが、バードライフアドバイザー2級 !
こはるとその周辺の知識しかないオトンは未だに鳥の種類を良く知らないが(聞いてもすぐ忘れるという説もある。)、鳥類の彩色の多様さ、美しさは他の動物が及びもつかないのではないかと思っている。人間で言えばオトンの心の美しさに匹敵するかも知れない。
人は時々現実よりも願いを詠む by Naoking