こはるンルン ♪日記

コザクラインコ「こはる」成長日記

いろ色あって♪

オトンは鳥はインコ、インコはコザクラ、コザクラはこはるしかあまり興味はないのであるが、コザクラと言っても、ずいぶんカラーバリエーションがあるのだと、こはると暮らし始めてから知った。

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鳥たちは、昼の明るい時間に飛びながら活動して生きることに決めてから、嗅覚を犠牲にしてでも、食べるものは色で見分ける主義にした。羽毛色のバリエーションが多いのは、その色がはっきり見えていることが影響しているのだそうだ。違いがわかる、芸術家なんだね、鳥は。

地味な色の哺乳類とは対照的だ。

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羽毛の色を作るのは
メラニン色素→黒・灰色・茶色
カロチン色素→赤・黄
そして、こはるのメインとなるオリーブ色や緑・青は色素と羽毛表面のミクロの凸凹構造が作り出す見かけ上の色で、構造色と呼ばれる。

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こはる達の羽毛は、この色素と構造色を生む領域が層状に重なっていて、色を生み出す遺伝子のスイッチのON・OFFで複雑な色を作り出している。色をつくる全ての遺伝子のスイッチをOFFにしたのがアルビノ(真っ白)。

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スイッチのON・OFFだけでなく、強弱の調整もできるらしいから、空気の色も流れも見えず読めない地味色なオトンには羨ましい限りだ。
派手に生きたいとは思わないけれどね。
/ Naoking