9/6 朝早くに、もう20年も前に亡くなった作家・星新一の公式サイトが更新されていた。
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http://hoshishinichi.com
オトンは(ちょっと前の)高校生時代に、この人の代表作には目もくれず、なぜかエッセイが好きで古本屋などで探しては読んでいた。
現在この公式サイトは娘の星マリナさんが運営を続け、娘さんの書くグローバルな視点のエッセイもなかなかステキだ。
今日 9/6は星新一さんの誕生日で、ホシヅルの日と言われている。文筆家が直筆したホシヅルの画は、非常に緻密かつディテールが繊細で含蓄もあり、昨今、地政学リスクやら言われなきバードストライクやらで緊張漂う地球上の生きものすべてをホッコリさせてくれる名画である。
人と鳥(など)が、そのあらゆる違いを超えて理解し、癒やしを与え合おうとしている一方で、人と人は地球のかすり傷にも満たないわずかな国境という線を引いたばかりに、その自分のわずかな領域を守ろうとする。「自分のもの」という思いあがりは、いずれ「奪われる恐怖」と戦い続けなければならなくなる。
鳥と鳥だってまずは存在を認め、お互いに見つめ合い理解し合おうとするのに。
星マリナさんが言う通り、時間や惑星や人類を俯瞰する視点を持って、地球の豊かな自然と、平和な社会と、進んだ科学と、高い文化と、多様な動物を誇っていきたい。それは孤立してできることではないのだ。
どこかの国の暴走を止めるためには、威力や大声で抑えつけるのではなく、足元の狭い立ち位置から落ちないかと言う恐怖を取り除いてあげることが必要なのではないのか。
同じ地球人として、一緒に目線を合わせて未来に繋がる正面を見続けることだ。
地球と人と鳥の平和を守る / Naoking