手っ取り早く説明責任を果たそうと臨んだ記者会見から一夜明け、予想外のパッシングにショックを隠しきれない こはる氏。とりあえず得意技の「開き直り半首ひねり」を繰り出してみた。
しかし、その責任転嫁と時代錯誤は、被害者の感情を逆なでし、火に油を注ぐ結果となってしまった。しかも今回の被害者たちが、こはる制圧のために、被害者の会を結成するという逆風まで吹き始めた。
もうヤケクソになりかけた、そんな時に、背後から声がする。
2丁目の端の方に住む あの、はるこであった。
こはる 転落の隙を逃さず、彼を踏み台にしてのし上がったヤツが、なぜか今、自分を熱く励まそうとしている。思いがけなく自分の中に何かが熱くこみ上げてくるものを感じる こはるであった。
/ Naoking