祭りの囃子や太鼓の音が聞こえると、体じゅうの血が2ビートで逆流してしまうオトンと同様に、外から聞こえる野鳥の声に反応したり、カーテン越しに外の様子を伺いたがるこはるを見ていると、やはり野生の血が騒ぐのかな〜と思ったりもするのだけれど、
生まれた時から人に育てられ、こはるのように甘やかされて生きているインコは、外に出て、ちょっと油断していると、すぐに捕食されてしまうのだろう。でも、当のご本人には、その危機感なんて、全く無いに等しいから、端から見ても、何とも気ままに生きている。
まったく、のん気なやつだ。
でも、まあ、安心できる我が家の中で、心を許して生きてくれているという証でもあるし、野生の摂理の中で生きている小鳥たちと、生きる術が違っていても、それはそういうものとして、こはるは人の愛情の中で生きていいのだと思う。 何より飼い主がそれを望んでいるのだし、のんき印のこはるにも異存は無さそうだし。
人にも尾骨というシッポの痕跡が残るように、野生の資質はどこかに残してもらいながら、今の平和な時代を一緒に楽しく過ごしていこう。
小鳥探求・・、奥深し。
/ Naoking