こはるンルン ♪日記

コザクラインコ「こはる」成長日記

🔶地球征服⑨インコ大富豪

 

▼前号までのあらすじ(地球征服①~⑧)

平和の象徴と言われる小鳥たちであるが、人間に従属する生き方に満足しないインコも多くなり、彼らが結成したインコ党の党首をめざした、こはる。支持者層を広げようとして多数派工作を仕掛けたが、平和路線を維持したい はるこ達 地元民は反発。こはる生来の短気が災いし、力ずくの行動に出てしまう。暴力事件として一時拘留されるも何とか解放され、謝罪会見を開いてウソの涙を流してみたが、到底受け入れられない。ドン底に落ち込んだ こはる を励ましに現れたのは、意外にも あの はるこであった。
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「熱くなれよ!」ただその一言だけであったが、その声は甚大な余裕と寛大さを持ちながら、こはるの背羽を包み込んできた。
いったい・・彼は、ホントは、何者?
2丁目の奥の方に住んで、生協で買い物をしてる、ただのロンリーなオッサンでは無かったのか。そういえばオッサンなのに、なして はるこなんだべ? ・・・謎と混乱でこはるの脳がなまってきた。思考の限界の鳥兆である。
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(↑背後からの得体の知れない声に、羽毛の上にも鳥肌が立つ こはる)

一言だけを残してはるこが立ち去ったあと、その存在力に圧倒されながら、鳥急ぎ彼に付いての鳥査を始めた。そして、偶然にも2丁目のセブンイレブンで立ち読みした週刊誌に、驚きの記事を目にする。
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はるこ・・・そうだったのか‥‥
鳥ぉビックリぃ〜っ!と言い残し、こはるは買い物を忘れてセブンを後にした。
/ Naoking